骨折の判断(主に15歳未満のケース)
2013-02-07 10:07
らくらく堂整骨院
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おはようございます院長のソメヤです。今月最初の記事は『骨折の判断』についてです。

実は12月から非常に骨折の患者さんが多いので、一応骨折の判断の仕方を書いてみようかと思います。

多くの一般の方が勘違いされてしまうのが≪骨折していたら動かせない≫という考え方ですね。これは間違いではないですが、正解でも有りません。骨折の種類や程度によって状況が随分と違うのです。

今回はその中でも、15歳未満の子供について少し話したいと思います。

15歳未満の子供は骨が大人と違い完全には固まっておらず、非常に柔らかい状態です。しかも骨の外側に骨膜(こつまく)と呼ばれる薄皮が有ります。(フライドチキンを食べたりすると骨についている薄いフィルムの様な物です)
これは大人にも有るのですが、子供の骨膜はとても厚みが有り柔軟性に富んでいます。大人の骨折は骨膜が薄い為、骨が折れると同時に膜が切れてしまいます。その為、見た目に変形が出たり大きく腫れたり、激しい内出血が伴う事が多く有ります。
しかし子供は膜の中で骨だけが折れる事が多い為、見た目には大変わかり辛く、使う事も可能な状態になっている事が有ります。これを『若木骨折(グリーンスティックフラクチャー):Greenstick Fracture』と呼ぶのですが、様は若い木の枝を折ろうとした時にパキッと折れず、曲がった状態になるのと同様の状態と言う事で、この様な名前が付いています。


これらを御家庭で判断しようと思ったら、先ずは御子さんの主張を聞いてあげて下さい。その次に、いつもと違う使い方をしているか或いは使えているかを見てあげて下さい。手を着かなかったり、腫れていないのに痛みを訴えたら怪我を疑って、出来るだけ冷やしましょう。決して入浴はしないことですね。

この骨折は素人目には解り辛いので、もしお子さんが転んだり、何かから落ちて手を着いて手首や肘を痛がる場合は出来るだけ早急に病院や接骨院・整骨院に連れて行くのが最良だと思います。
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